クラフトマン辻永の身近にいる物作りに携わる人たちの紹介です。おもに2003年ころに書いた記事です。
物作りの人々
トップページ
一窓店舗 工房・教室 リンク
革物作り入門 工具について
革と福祉
メール
TUZIE.JP
物作りの人々トップ
KENT・内藤健一
(金工)
三温窯・佐藤秀樹
(陶芸)
サム工房・佐々木勇
(金工)
武藤工芸鋳物・武藤元
(鋳金)
まるふく建設・船木元
(建築)
布川刃物製作所・布川滋
(刃物鍛冶)
ミーティア・野本直美
(銀線細工)
梅屋楽器店・梅原久史
(和楽器)
AGUL・阿部郷子
(銀工芸)
樋渡賢 蒔絵工房・樋渡賢
(蒔絵)
松ぼっくり工房・松沢由樹子
(イラスト)
辻永クラフト工房・辻永幸夫
(革工芸)




銀工芸:阿部郷子
(AGUL)

AGUL作品
AGUL作品 AGUL作品
  阿部さんは、銀のアクセサリーを中心に製作しています。

 作品にはほどよい手作り感があります。整いすぎず荒すぎず、銀の素材感や手作りの雰囲気が伝わってきます。手作業の痕跡が感じられるところが魅力ですね。

 金属の加工法にもいろいろなものがあって、溶かした金属を流し込む製作法や、最近では銀粘土という素材もありますね。

  阿部さんはと言うと、もともと金工の伝統工芸を勉強された方で、アクセサリー作りでも地金から加工して、伝統工芸の技法を応用して製作しています。

 技法としてはシンプルに、切る・彫る・削る・叩く・磨くという基本的な加工の積み重ねによります。それだけに直に手で作られるという感覚に近いかもしれません。それが作品に手作り感として現れているように見受けられます。

 作品のモチーフも幅広く、優しげなものからハードなものまで、いろいろな感覚の作品を製作されています。道具も増やしてきているようですし、技法の幅を広げる意欲も十分なので、これからまたひと味違った作品が生まれてくるのではないかと、楽しみにしています。

 大げさなキャッチコピーを付けるでもなく、自然体でさりげなく銀物を作っているという雰囲気が良いですね。


agul
 阿部さんの物作りのペースはかなりのものです。デザインが思い浮かぶと、もう作らずにはいられないようです。

 製作を依頼した時でも、とっても早く仕上がってきます。もう、銀物を作りたくて作りたくて仕方がないと言った様子です。銀を加工したいという衝動を、いつも持っているようですよ。

 普通高校に一度入学しながら、工芸の勉強がしたくて翌年工芸学校に入学し直したという経歴の持ち主ですから、根っからの物作り好きなのですね。

 阿部さんの仕事の早さを見習いたいと思っているのですが、私の仕事は超遅い。私も革物を作りたくって仕方がないはずなんだけど・・・。

 家事をするお母さんの顔も持っている阿部さんですが、物作りとの切り替えは見事です。これから作品の表情もさらに幅のある物になっていきそうな気配がありますし、どのような銀物ができてくるのか楽しみです。

 余談ですが、料理も手早く上手らしい。ラーメンは食べると決めた日の3日前から仕込みを始め、じっくり作るんですって。10年以上研究しているというその味を、一度食してみたい・・・。

AGUL作品

画像:阿部   文章:辻永
画像に関わる権利は、AGUL・阿部さんに帰属します。

AGULのホームページへ


トップページ
一窓店舗 工房・教室 リンク
革物作り入門 工具について
革と福祉
メール
TUZIE.JP