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ぎんすり






【特徴・使い方】
 革を接着する時に、仕上げ加工のされている革の表面は接着剤の効きが悪いので、表面を荒らす必要があります。そのために考えた専用工具です。

 手にすっぽりと収まるサイズです。(全長85ミリ)

 腰のある革に適した工具です。あまり柔らかい革には適しません。
 一般的なLサイズのカッターの刃の2片分を刃として使用します。右の刃のように、グラインダーで段を付けた刃は、革の端を荒らさずに中だけ荒らすことができます。
 刃の固定は、左の画像の頭の見えている2本のネジを締め込みます。このネジも含めて、4本のネジが使われていますが、固定のために効くネジはこの2本のみです。他のネジは位置決め用です。したがって、この固定用のネジを2本はずすと、本体は2枚に分かれます。


 用途によって、刃の調整をします。上の画像の左から、切り口から等幅で荒らす時の設定・革の端を荒らさずに残しながら等幅に荒らす設定・広い面を荒らす時の設定 となっています。


【工具の仕立て】
 ぎんすりの仕立てで大切なのは、先端の形状です。最初は角張っていますが、使いやすいように丸みを付けて削ります。(画像の黒い物については、のちほど解説します。)
 刃の位置決めのネジに刃を合わせると、最初はぎんすり本体が2ミリほど長くなっています(左)。この長さは、このままでお使い頂けますが、短く加工して使うこともできます(右)。短くした方が、実際に使う時に刃が3本のネジに接して安定感が増すと考えて、私は短めに調整して使っています。
 削る作業は、金工ヤスリや紙ヤスリなどで行うことができます。この画像では、ガラス板の上に耐水ペーパーを置いて作業をしています。耐水ペーパーの番手は、荒削りに#120・仕上げに#600を、私は使用しています。

  素材のガラスエポキシの削り方については、次の【注意点】欄の 3.をお読みください。
 ぎんすりの内側に、滑り止めの素材を貼ります。シール式の滑り止めの裏紙に、本体をなぞります。そして左の画像の赤線位置で裁断して、裏紙をはがして中央の画像のようにネジの部分を避けて貼り込んでください。それから余分を切り取って作業完了です。右の画像のように、2枚ある本体の1枚に貼ります。(刃を固定するネジを2本はずすと、本体は2枚に分かれます。)

 この滑り止めシートを貼ることによって、刃の安定性が良くなります。

 以上で基本的な仕立ては終わりですが、お好みにより全体の面取りをしてください。

【注意点】
1.  刃物の取り扱いには十分に気を付けてください。特に刃を折る時には、刃が飛んだりしないように最新の注意が必要です。ペンチなどで刃を挟んで折るのは確実な方法の一つです。カッターの刃では、折りやすい向きが決まっていますので、必ず折りやすい向きに力を加えて追ってください。また、刃に油分が多量に付いている時には、拭き取ってからお使いください。

2.  刃をぎんすりにに取り付ける時に、手などを切らないように気を付けてください。また、作業者以外が不用意に手を触れることの無いように、保管に気を付けてください。

3.  ガラスエポキシは、寸法安定性・耐熱性・対薬品性などに優れた硬度のある素材です。金工ヤスリ・紙ヤスリなどで簡単に削ることができますが、エポキシとガラス繊維の特性上、削り粉が肌につくとかゆみが現れる時があります。お肌の弱い方やアレルギーのある方は、作業に注意が必要です。作業をする場合、手袋などを着用してください。また、お肌についた削り粉は、石けんで洗い流してください。



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