革の物作りを始めてみませんか。革の物作りをするときの基礎知識や作業工程の一例を紹介します。
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フノリの溶き方


天然フノリの溶き方の紹介をします。
人により、フノリの扱いも様々なので、一例としてご覧ください。



 まずは、火にかけることができる、小型の鍋などにお湯を入れます。この時のお湯の量は、できたフノリを入れる容器の容量よりも多めにしておくことがポイントです。お湯の温度は何度でもかまいませんが、ある程度熱い方が良いと思います。熱湯でもOKです。

 フノリを上の画像のように、ハサミで小さく切りながら、お湯に入れていきます。どのくらい入れるかというと、実は適当に感覚で決めています。好みの濃さに作りますが、何度かやっていると、「こんなものだろう。」という量がわかってきます。濃い時にはお湯を足し、薄い時にはフノリを足せば良いので、気楽に作りましょう。


 上の画像が、ハサミでフノリを切って入れたばかりの状態です。まだフノリが乾燥して硬いのがわかりますね。

 そして、下の画像が、しばらく放置してフノリが水分を含みふやけた状態です。放置時間も、毎回適当にやっております。目で見てふやけていればOKです。


 上のふやけたフノリを、弱火にかけます。くれぐれも弱火ということを、守ってください。フノリの溶液は、とても沸騰しやすいのです。私は弱火にかけながら、割り箸でぐるぐるとかき回します。

 しばらくすると、下の画像のように、フノリが溶けてまいります。






 フノリが溶けましたら、こんどは容器に移します。濃度によっては冷めてしまうと少し硬くなるので、熱いうちに移してしまいましょう。フノリに付いていたゴミなどを、茶こしで取り除きながら、私は容器に入れています。


 容器の中に入ったフノリはこのような感じです。容器よりもけっこう多めに最初のお湯を用意したのですが、完成すると容量は少なくなっているものです。


 フノリは、簡単に腐ってしまうので、私は防腐剤を入れています。これは、染色用のノリ剤などに使われる、水性の防腐剤です。

 念のために、専門家に毒性の試験をしていただきましたが、使用濃度で手などに付着しても問題ないということでした。それで、私は安心して使っています。


 フノリが冷めてから、防腐剤を入れます。私は、フノリ100ccに対して、防腐剤を小さじに一杯を目安に入れています。防腐剤を入れて、良くかき混ぜてフノリ液の完成です。

 私の経験では、数ヶ月は間違いなく腐らずに持ちます。

 防腐剤を入れないと、すぐに腐ってしまう物なのです。



【フノリではないけれど、参考にCMC】
 フノリの他に、ノリ剤はいくつかありますが、自分で調合する代表的なものにCMCがあります。粉末を水かぬるま湯で溶いて使いますが、すぐには溶けません。かき混ぜてもよく混ざらずに「これで良いのかなー?」という状態になりますが、半日くらい時間が経つと溶けてCMC溶液になります。濃さは水で調節できるので、濃いめに作っておいて、適量ずつ水で濃さを調節して使っても良いかもしれません。長期保存すると、分解してさらさらになってしまう性質もあります。販売する業者によって、製品の説明書きでの濃度の設定が違っていることがありますが、自分で使いやすい濃度を見つけて使えば良いのではないかと思います。



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